定冠詞 不定冠詞 a an the

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【冠詞】の種類と使い方

 

定冠詞 不定冠詞 a an the

冠詞とは

冠詞とは、「名詞」の前に置かれるもの。主な機能は名詞と結び付け、その名詞の定性や特定性を示す要素である。冠詞には定冠詞「a/an」不定冠詞「the」の二種類があります。「a/an」は可算名詞が「単数」の際に使われますが、「the」は可算名詞にも、不可算名詞にも使えて、そして「単数」「複数」を問わず、両方に使えるのです。文の中に名詞が出現した時に、冠詞を付ける必要があるかどうかを判断した上で、もし必要ならどっちの冠詞を付けるかを考えなければなりません。

定冠詞 不定冠詞 a an the

不定冠詞(a/an)

I have a pen, I have an apple.
私は一本のペン一本と一つのリンゴを持っている。

みんなが知ってると思いますが、一時大ブレークしていたPPAPで説明しますと、歌詞の「I have a pen, I have an apple.」のピンク色の部分は「不定冠詞」です。意味は「一つ」ですが、どのような場合に使うのかは、ここから話していきたいところです。

 

聞き手だけが「どのものか」特定できてない場合

上記の例で説明しますと、そもそも私がペンやリンゴを持ってるかどうかは、聞き手にとって、私が言うまでは知らないはずです。この時持ってる数は一つだけの場合、「I have a/an ~」を使います。もちろん、複数以上持っていたら、「名詞s」という形をとって、例えば「two pens」「three apples」のように言います。もちろん「a/an」を使う前提は、その名詞が「可算名詞」の場合です。

例文

① I bought a book in a book store yesterday.
僕は昨日書店で一冊の本を買った。

② I found an orange in my bag.
私はバッグの中から一つのオレンジを見つけた。

 

話し手にも聞き手にも「どのものか」特定できてない場合

この場合は、「任意で一つの物」を指すことが多いです。例えば、「どれでもいいから、一つを」というような感じになります。

例文

① Please give me a cup of coffee.
コーヒーを一杯ください。

② Please wear a mask when you go out.
出かける時はマスクをしてください。

 

a と anの区別

「不定冠詞」と接続する名詞の最初の発音は「子音」の時は「a」を使います。
「不定冠詞」と接続する名詞の最初の発音は「母音」の時は「an」を使います。

a year〔jíɚ〕(一年)  a dog〔dɔg〕(犬一匹) a chair〔tʃéɚ〕(椅子一脚) a car〔kάɚ〕(車一台)
an ear〔íɚ〕(片耳)  an orange〔ɔːrɪndʒ〕(オレンジー一個) an hour〔άʊɚ〕(一時間) an umbrella〔ʌmbrélə〕(傘一本)

 

その他の使い方

 
例文

★ 「one」と同じニュアンスで、数をはっきりと示す場合

① The train will arrive in an hour.
電車が一時間以内に到着する。

② This coupon will be invalid in a month.
このクーポンは一ヶ月以内に無効になる。

★ 「per~」という意味で使う場合

① He goes to the gym three times a week.
彼が一週間に三回ジムに通う。

② Parking fee is 100 yen an hour.
駐車代は一時間100円です。

 

定冠詞 the

定冠詞(the)

The girl standing by the tree is my sister.
木の横に立っている女の子は僕の妹だ。

定冠詞「the」は可算名詞にも不可算名詞にも使える上に、単数名詞にも複数名詞にも使えるのです。「話していること」は話し手と聞き手両方が分かっている場合に使います。要するに特定されていることには「the」を使うことになります。発音についてですが、後ろの名詞の最初の発音が「子音」の場合は、「the」の発音は〔ðə〕、日本語では「ザ」という発音で、後ろの名詞の最初の発音が「母音」の場合は、「the」の発音は〔ði〕、日本語では「ジ」に近い発音になります。

周りの状況ではっきり判断できる場合

上記の例で説明しますと、木の横に立っている女の子は目で見れば明らかに「女の子が木の横に立ってる」のが分かる。この場合、誰もがその女の子を特定できるので、この時は「the」を使うことになります。それから、「これ」を言ったら、みんなが分かるような「こと」、「場所」、「人物」などを指す場合も「the」を使います。

例文

The pet shop has been closed down last week.
あのペットショップは先週閉店したよ。

The car over there is Mr. Roland’s car.
あそこにある車はローランドさんの車です。

 

前に一度話した「こと」、「人物」、「場所」

前に話題に出ていた「こと」、「人物」、「場所」なので、話し手が二回目にその話題を出した時に、聞き手も「あっ!例のあれだろう?」とすぐ分かるので、この時にも「the」を使います。

例文

① I bought the shoes yesterday .
僕が昨日あのシューズを買いました。

② I borrowed the comic from Joe eventually.
最終的にジョーからあのコミック本を借りたよ。

 

一つしかない物

唯一の物といえば、「the sun」「the moon」「the sky」「the sea」のような常識でみんなが分かる物。

例文

① I wish that I can go to the future.
未来へ行きたいなあ。

② There are many rabbits in the moon.
月にたくさんのウサギがいる。

 

形容詞などで「一つしかない物」と判断できる場合

唯一の物ではないですが、形容詞を付けると「唯一だと判断できる場合」に「the」を付ける。よく使うのは「最も〜」という意味の時です。

例文

① Tommy is the shortest guy in the class .
トミーは教室の中で一番背が低いやつ。

② Mt. Fuji is the tallest mountain in Japan.
富士山は日本で一番高い山です。

 

種類を指す場合に「the」を使います。

例えば、「猫」「犬」「花」「楽器」..など、「種類」として表す時に「the」を使います。

下記の例文で説明します。
「僕が最も好きな動物は犬です。」を英語でなんと言う?

) My favorite animal is dog. (可算名詞は単独で存在しない)
) My favorite animal is dogs. (前のanimalは単数なのに、dogsは複数にできない)
) My favorite animal are dogs. (同上、be動詞を複数にしても不正解!)
) My favorite animal is a dog. (最も好きな動物なのに「一匹の犬」に限定するのがおかしいです。)
) My favorite animal is the dog.(ここの「dog」は種類を指すため、「the」が正解)

 
例文

① Jane took the train to work today.
ジェンは今日電車で仕事に行きました。

The airplane is one of the most important invention in the world.
飛行機は世界で最も重要な発明の一つです。

 

定冠詞the+形容詞の場合

一般的に「the」は「名詞」の前に付くのですが、「the+形容詞」の時に、形容詞が名詞化になります。

1、「〜の人たち」と言う意味になります。
the old (老人たち)」「the young (若い人たち)」「the poor(貧乏人たち)」「the rich(金持ち)」「the bad(悪人たち)」「the good(善人たち)」

2、the+抽象形容詞の場合、不可算名詞の単数として使う。
the true (真実)」「the false (虚偽)」「the impossible (不可能なこと)」「the beautiful(美)」「the obvious(明らかなこと)」

3、形容詞に機能を持つ現在分詞・過去分詞で、複数名詞になる場合「〜の状態の人々」という意味になる。
the dying (死者たち)」「the wounded (傷者たち)」「the injured (傷者たち)」

4、形容詞に機能を持つ現在分詞・過去分詞で、単数名詞になる場合「〜の人」という意味になる。
the accused (被告人)」「the deceased (死者)」

5、「〜部分」という意味になる。
the middle of the night(夜中)」「the yellow of the egg (卵の黄身部分)」「the white of the eye (目の白い部分)」

 

定冠詞 不定冠詞

比較してみよう!

僕がケーキを食べました」を英語でなんと言う?

) I ate cake. (一般的に可算名詞は単独で存在しない)
) I ate a cake. (聞き手がどのケーキか分からない場合)
) I ate the cake. (聞き手がどのケーキか分かる場合)
) I ate cakes. (聞き手がどのケーキか分からない場合)
) I ate the cakes.(聞き手がどのケーキか分かる場合)

僕がコーヒーを飲みました」を英語でなんと言う?

) I drink coffee. (不可算名詞は単独で存在できる)
) I drink a coffee. (不可算名詞は不定冠詞を付けない)
) I drink coffees. (不可算名詞は複数を使わない)
) I drink a cup of coffee. (「cup」を付けることによって可算名詞になった。)
) I drink two cups of coffee.(数量詞を付けることで、複数の表現ができる)
) I drink the coffee.(コーヒーと言う種類の飲み物を指す場合)

 

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定冠詞 不定冠詞 a an the

 

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