注音と拼音、繁体字と簡体字、どっち?

中国語の発音には二つの発音方法があります。

一つは台湾で使われている「注音法」と中国を含めた台湾以外の所で使われている「拼音法」がある。

僕は台湾出身なので、小さい頃から「注音」を学んでいました。

「注音」は日本語の五十音のように符号みたいな文字になっていて、ただ、アルファベットで文字入力はできません。正直言って、この面では「拼音」の方が便利かもしれない。

ただ、「注音」は発音を37個の字母に凝縮し、さらに「注音」を使っての組み合わせで言葉の発音にするのに対して、「拼音」は全部アルファベットを使って発音を作り出しているので、一見複雑には見える。

「注音」と「拼音」

日本語の漢字には「音読み」と「訓読み」がありますが、「音読み」だとほとんど1音節なのだ、2,3音節は少数ありますが、中国語は全て1音節である。

実は「音読み」は中国語の発音からなので、似ている発音もたくさんあります。

例:

衣(イ)→ 中国語 衣(yi)

師(シ)→ 中国語 師(shi)

注音と拼音、繁体字と簡体字
赤い字母は単独して発音できる
注音と拼音、繁体字と簡体字

介音と韻母と組合せできる発音

中国語の発音には日本語にない発音がたくさんあるので、日本語で表現するのは難しいですが、例えば巻舌音とか「ㄜ」や「ㄩ」など、

中国語には「軽声」と四つの「重声調」がある。

  1. 一声(陰平)音程は平らで「あー」「いー」のような声調です。
  2. 二声(陽平)音程は下から↗︎斜めに緩やかに上げる感じで、「えっ?↗︎」のような声調。
  3. 三声(上声)音程を「V」のように一回下げてから上げる。
  4. 四声(去声)音程を上から一気に下げる感じで、「わかってるよなぁ!」の「なぁ!」のような声調。
  5. 軽声 軽声は軽く短い発音で、注音の上に「・」を付けて他の四声と区別する。

「注音」と「拼音」の声調表示法:

注音: ㄨ  ㄨˊ  ㄨˇ ㄨˋ

拼音:wū wú wǔ wù

「繁体字」と「簡体字」

現在「繁体字」を使ってるのは台湾と香港、マカオなどですが、中国大陸やその以外のは「簡体字」を使っている。

「繁体字」(または「正体字」or「伝統字」)は筆画が多く、中国古来使われてきた伝統的な漢字である。

「簡体字」は1955年から「繁体字」を簡化した文字。2013年には約2500文字が「簡化字総表」に収録されている。

日本の漢字は伝統繁体字から簡化した字もありますが、「簡体字」とは違う漢字もある。

例:
繁体字:轉、發
簡体字:转、发
日本漢字:転、発

中国語の発音は字母を「組合せて」一つの発音になる。

例:
今天好開心(今日は嬉しいです。)
繁体字+注音:今(ㄐㄧㄣ)天(ㄊㄧㄢ)好(ㄏㄠˇ)開(ㄎㄞ)心(ㄒㄧㄣ)
簡体字+拼音:今(jin)天(tian)好(haǒ)开(kai)心(xin)
日本語で発音:今(ジン)、天(ティエン)、好(ハウˇ)、開(カイ)、心(シン
注音と拼音、繁体字と簡体字
注音と拼音完全対照表

例えば、「今」という字は、

注音だと、「ㄐ(j)」と「ㄧ(i)」 と「ㄣ(en)」の三字母の組合せなのに、何故拼音は「jien」ではなく、「jin」になっているの?

それは、「ㄧ」と「ㄣ」が「ㄧㄣ」という一つの母音として一緒になってるので、単独の「ㄧㄣ」は「yin」ですが、前に別の子音が入ってくると「y」が取り替えられ、「jin」になる。

注音全発音

 
 
 
 
     
ū 」の発音について説明しますと、「う」の口の形で「い」の発音をすると正しく発音できます。「ユ」という発音には近いですが、「ユ」ではありません。
ㄧㄚ ㄨㄚ ㄩㄝ
ㄧㄠ ㄨㄛ ㄩㄢ
ㄧㄝ ㄨㄞ ㄩㄣ
ㄧㄡ ㄨㄟ ㄩㄥ
ㄧㄢ ㄨㄢ
ㄧㄣ ㄨㄣ
ㄧㄤ ㄨㄤ
ㄧㄥ ㄨㄥ

拼音の単独の発音と組合せた時の発音が100%同じルールではないので、上の対照表と発音を聞いて参考してください。

参考資料:国語注音符号手冊注音符号と拼音対照表

関連リンク:

【代名詞】-「指示代名詞」と「人称代名詞」

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